受験英語の勉強方法をまず確認しましょう。偏差値によって必要な勉強時間や、内容も変わってきますが、まず基礎となる勉強方法は同じなので、そこを確認していきましょう
高校受験対策① 英単語を覚える
英単語は全ての基礎となる部分です。
一般的な公立高校入試では必要な単語数は1200語といわれています。まず受験英語の勉強を始める場合は早めに英単語の暗記を始めましょう。
一日10個くらい暗記すれば4ヶ月くらいで1200語覚えることができます。一度覚えてもどんどん忘れていくものなので、しっかりと長期記憶として定着してくるまでは、何度も繰り返し暗記しましょう。一度覚えてしまえば、万が一忘れてしまっても定期的に復習をすることで1から覚えるよりも遥かに早く楽に覚えることができます。
特に英単語の暗記でおすすめなのが以下の「NGSL-S」です。超基礎的な英単語ばかりを収録した暗記用の動画などがありますので、是非リスニングを通して英単語の暗記をしてください。「NGSL-S」の次には「NGSL 2800」に進みましょう。
高校受験対策② 英文法を固める
次に英単語と同じく、文法も英語学習の基礎となりますのでこれと決めた文法書を何度も繰り返しましょう。英文法の問題の他にも、長文読解にも英文法は重要となってきます。そのため、早めに英文法の範囲を理解し、固めておきましょう。
参考書を読む時間よりも、問題を解くのに時間をかけましょう。
高校受験対策③ 長文読解
次に長文読解です。長文読解は力がついてくるのに時間がかかるのでじっくりと取り組むようにしましょう。問題集で量をこなすこと、またじっくり精読しながら、正しく文章がよめるようになることどちらも重要です。
また精読する際にはスラッシュリーディングを行うのがおすすめです。スラッシュリーディングとは英語を文節ごとに区切って品詞を意識しながらかたまりごとに読む方法です。こちらに慣れてくれば、一語一語よむよりも格段に英語を読むスピードも上がってきます。
慣れてきたら時間を計りながら長文を解くようにしてみましょう。受験本番では時間制限の中で長文を読むことになるので、早い段階から慣れておくことで差がつきます。
また、長文読解の勉強の中で重要なのが熟語とイディオムの暗記です。これらを知っていることによって長文読解の学習が非常にスムーズに進みます。
高校受験対策④ 過去問演習を重ねる
最後はひたすら過去問演習を行いましょう。実際に時間を計り過去問を解くようにします。
時間を計りながら過去問を解くことで本番の緊張感をもちながら問題に慣れることができます。
間違えた部分に関しては何故間違えたのかしっかりと分析し、答えを理解することが重要です。
以上が受験英語の基本的な勉強方法となります。
それでは早速偏差値別の勉強方法や勉強時間などをみていきましょう。
まだ模試などをうけたことがなく、自分の偏差値がわからない!という方はまずは定期テストの順位や成績などを参考に自分がどのくらいの位置に該当するのか見てみてください。
偏差値40~50の学生におススメする英語の勉強方法
まずは英語に触れる時間を毎日5分10分と増やしていきましょう
受験英語の勉強方法をまず確認しましょう。偏差値によって必要な勉強時間や、内容も変わってきますが、まず基礎となる勉強方法は同じなので、そこを確認していきましょう
特徴
偏差値40から50の人は定期テスト等で平均点かもしくは少しそれを下回るくらいの点数を取得する層となります。こちらはまだ基礎がしっかりと出来上がっていない可能性があります。またはそもそも普段の勉強習慣が身についておらず、勉強時間が足りない可能性も考えられます。学校の宿題以外にプラスして自分の苦手分野などを勉強する習慣をすこしずつつけていけると理想です。
対策
まずは平日1時間以上、休日は3時間以上勉強する癖をつけましょう。勉強方法としては基礎が抜けている可能性があるので、まずは単語や文法の学習から始めるとよいでしょう。
苦手分野がある場合は早めに学校の先生などに相談して教えてもらい潰しておきましょう。
おすすめ参考書
このレベルの学生には、[改訂版 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本]をおススメします。こちらの本は中学校3年間分の英語が総復習できる内容となっているので、一度こちらを使って内容の理解度を図りたい場合におすすめです。
偏差値50~60の学生におススメする英語の勉強方法
偏差値から自分の英語力の立ち位置を知りましょう。
ここでは、英語の基礎が少しづつできてきて、だんだん英語が面白くなり始める学生向けの勉強法の紹介です。偏差値60を突破できるように英語を勉強して下さい。
特徴
この層はテストで平均点が50点だとすると70点から80点くらいを取得する層となります。クラスのトップ10位くらいには入るでしょう。
ある程度基礎と勉強の習慣は身についているかと思います。ここからさらにクラス上位の成績や進学校を目指す場合はさらに努力する必要があります。
対策
1日2時間以上、休日は4時間程度の勉強時間を取りましょう。このレベルになるとある程度基礎は身についているかと思いますので、問題演習を中心に取り組みましょう。問題を解いているうちに自分の苦手分野がわかるようになってくるので、間違えた部分に関しては徹底的に復習を行いましょう。
特に英文法を中心に勉強しつつ、出てきて分からない英単語があればその都度暗記していくというのがおススメです。
おすすめ参考書
このレベルの学生には、[文英堂 「くわしい」シリーズ 『中学くわしい英文法』]をおススメします。英文法の基礎は身についてきたが、さらにレベルアップしたいという方におすすめの英文法の参考書です。中堅レベル以上~応用の問題にも対応しており、イラスト付きでわかりやすい内容となっています。
もう一つおススメしたいのが、中経出版『中学3年間の英文法を10時間で復習する本』です。
まず勉強に入る前に、中学での3年間の内容について総復習したいという場合におすすめです。
短時間で基礎から復習することができます。
偏差値60~70の学生におススメする英語の勉強方法
リスニングも活用して本格的な英語学習がおススメ
ここでは偏差値60を超え、応用や実践レベルの英語を勉強すべき学生に向けた勉強法を紹介しています。とにかく数多く多くの英文や長文、過去問を行うことが重要な学習法です。
特徴
偏差値70となるとクラストップの上位層となります。
こちらはほぼ基礎的な能力も身についているかと思うので、早めに中学の3年間の内容の復習を終わらせ、過去問におけるアウトプット中心の勉強方法を行いましょう。
対策
1日3時間以上、休日は4時間以上の勉強時間を確保しましょう。過去問や応用的な問題集に取り組むのも良いかと思います。公立高校ではなく私立難関校などを目指す場合は7時間程勉強する方もいます。また学校によっての対策が必要になる場合もあるので、場合によっては塾の進学校を目指すクラスで応用問題の対策をするのも良いでしょう。
おすすめ参考書
このレベルの学生におススメしたいのが、[受験研究社 自由自在 『中学 英語 自由自在: 基礎から難関校受験まで』]です。
特に難関校を目指す方におすすめの参考書となっています。過去問と並行して、応用問題にチャレンジしたいという場合はこちらに取り組んでみましょう。高校生になってからも使えるような一冊です。
もう一つおススメしたいのが、[シグマベスト 最高水準問題集 高校入試 英語]です。
国立や私立難関校を対象とした問題集です。入試直前の問題演習におすすめです。
リスニングについても色々なジャンルの問題が掲載されていて難関校の対策をすることができます。
まとめ
偏差値から自分の英語力の立ち位置を知りましょう。
本日は偏差値別の高校受験英語対策について解説しました。
ポイントは以下となります。
◆ 受験英語の勉強方法を理解する
※ 具体的には「英単語 ⇒ 英文法 ⇒ 長文読解 ⇒ 過去問」の流れで基礎を固めてから、問題集を解いてどんどんアウトプットを重ねていく。
◆ 自分の偏差値を模試を通して把握する
◆ 偏差値ごとに必要な勉強量や勉強時間を理解して、対策をしていく
※ とくに偏差値40~50くらいではそもそも勉強時間を確保できていなかったり、勉強の習慣が身に付いていない場合がありますのでそういったところを意識するところから始めましょう。
とくに偏差値40~50くらいではそもそも勉強時間を確保できていなかったり、勉強の習慣が身に付いていない場合がありますのでそういったところを意識するところから始めましょう。
これからまた新しい学期が始まりますので、受験生のみなさんは頑張っていきましょう。
また、体調管理することも受験の対策の一部に含まれますので、あまり無理しすぎずに睡眠はしっかりと取るように意識しましょう。
- TOEIC870点 Umi先生による執筆
- 某都内有名大学の英語英米文化学科卒でTOEICスコア870 のUmi先生。趣味はヨガ・バスケットボール・Netflix・旅行で、本業は海外の旅行系メディア勤務。現在コロナでお仕事が激減したということで、本サイトの執筆をお手伝い頂いております。
何度も繰り返し練習して自分専用の英語マニュアルを作ろう!!
観光英語には多くのマニュアルがありますが、日常会話やビジネス英語に関しては、人それぞれ必要な英語が異なるので、自分のニーズとぴったり合うマニュアルが少ないです。解決法としては、自分専用のマニュアルを作るつもりで英語学習を進めていくことで、求めている英語力が身につきます
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