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日本語における「可愛い」と英語の Cute の違い
「正しい Cute の用法を知ろう」
まず前提として日本語に置ける「可愛い」の意味は心が溶けてしまうような愛くるしいとか子供っぽいなどすごく幅の広い表現で、赤ちゃんから女性、男性、さらには物にまで使われます。
一方で英語の Cute には3つの意味があります。
Cute ①
見た目が可愛い
Cute ②
かっこいい・魅力的に思う
Cute ③
言動が可愛い
Cute「見た目が可愛い」
この用法は日本の可愛いと同じで、赤ちゃんが可愛いとかミニーちゃんが可愛いなどに使い王道としての可愛いという意味で使います。
そのため、なんかよくわからないけど可愛いとかキモ可愛いという意味でも使えませんので、日本の可愛いと比べると範囲が狭いのです。
あくまでも見た目が可愛らしい物や人に対して王道の意味で使います。
Cute「カッコイイ・魅力的に思う」
この用法は男性に対して使われ、セクシーや魅力的というニュアンスで使われ日本語に表すと「カッコイイ」となります。
Cute はとにかく魅力的な男性に使うのですが、男性味が強かったりすると sexy のほうがより適切な表現になってしまいます。
そのためキムタクや山田孝之さん、高倉健さんなんかは英語で言い笑わすと sexy ですが、林 遣都さんや若手のデビューしたてのジャニーズなんかは Cute という言葉がしっくりくるかなと思います。
ただ、個人の主観が結構入る部分ではありますので、明確な基準などはありません。
Cute「言動が可愛い」
この場合は見た目が必ずしも可愛くなくても「行動・発言・子供っぽさがある」ような表現や表情をしていると Cute が使えます。
例えば、もうムキムキのレスラーのスマホの画面を見るとミニーちゃんという場合やおっちゃんが子犬に対して赤ちゃん言葉をしゃべっていて無垢な表情だった場合などはまさに Cute です。
Cute を使ってはいけないケース
「注意すべき Cute の使い方」
ここまでは日本語の可愛いと英語の Cute の違いを紹介してきました。
以下では Cute を使ってはいけないケースを紹介します。
実は Cute を使ってはいけない、もしくはあまり使うべきではない相手がいて、それは欧米圏の女性たちです。
欧米圏の女性たちが感じている魅力的な女性の定義というのは、日本人女性が考えているのとかなり違いがあり、欧米圏の女性たちはセクシーな女性の方がモテると考えているのです。
欧米圏の女性 セクシーさを追求
日本人女性 可愛さを追求
そのため、Cute は子供っぽさも入ってくるので、年下に見られたり誉め言葉として受け取らないケースが多く、それどころか馬鹿にされているや見下されていると思われてしまいます。
ちなみに欧米圏の男性に対しても同じ感覚で接するといいでしょう。
この点は日本人女性が可愛いと言われて喜ぶ受け取り方と全く異なりますので注意して下さい。
欧米圏の女性たちを褒めたい時の代表例は以下のようになります。
She is so hot.
彼女すっごいセクシーだね
She is beautiful.
彼女美人だね
She is pretty.
彼女綺麗だね
但し、女性に対して使ってもいい Cute があり、それは「言動が可愛い」と言いたい時です。
Kawaii の普及
「日本の文化も普及している」
このページでは何度も日本の可愛いと Cute の可愛いが違うと説明していきましたが、日本の可愛いという定義の言葉が海外でも使われ始めています。
その言葉と言うのが「Kawaii」で、実は海外の辞書にも既に掲載されているのです。
この辞書の定義を見ると「日本のポップカルチャーにおける愛情を感じさせるような様」と書かれておりつまり「愛くるしい」という意味で Kawaii が紹介されています。
Hello Kitty is so kawaii.
ハローキティはめっちゃ可愛い~
- TOEIC830点 味噌先生による執筆
- 味噌をこよなく愛する味噌先生。大学時代は英文学を専攻し、アメリカ・カリフォルニア大学への留学経験があり、資格試験の勉強法やオンライン英会話などの利用経験から様々な英語に関する執筆を行っている。現在、TOEICのスコアは830で本業はカルフォルニアでプラグラムを組んでいる。
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