疑問詞を使った疑問文とは？_
What, who, when, where, which, whose, why, how を疑問詞と呼び、 疑問文で疑問詞が使われるときは、疑問詞を文頭に置きます。また、疑問詞のある疑問文への返答は、文脈より「YES、No」で答えることができない疑問文になります。また、発音をするときは疑問文と違って、最後の発音を上にあげない特徴があります。
では、さっそくどんな例文が登場するか見ていこう。
What is this?
これは何ですか？
How old is he?
それはいつ始まりましたか？
How is the cake?
ケーキはどうですか？
Who is this boy?
この少年はだれですか？
Which do you speak at home, English or Chinese?
あなたたちは家で英語と中国語のどちらを話しますか？
とても簡単ですね。8つの疑問詞の意味さえしっかり押さえれば、非常に簡単に訳せます。では、次に疑問詞にも単体で使う方法と、連語でより具体性を聞きたいときに使う方法がありますので、そちらも勉強していきましょう。
疑問詞の様々な用法
「疑問詞の具体的な用法を学ぼう」
疑問詞には単独での使用方法と、連語にすることにより、より具体的な疑問を投げかける2つの方法に大きく分けられる。
単独で使用可能な疑問詞
疑問詞の基本となりますので、必ずすべて覚えて下さい。
| 疑問詞 | 意味 |
|---|---|
| how | どう、どうやって |
| what | 何 |
| who | 誰 |
| where | どこ |
| when | いつ |
| why | なぜ |
| which | どっち |
| whose | 誰の |
では例文を見ていきましょう。基本的な英語レベルの例文を用意しました。
How does she come to school?
彼女はどうやって学校に来ますか？
What are you doing now?
あなたは今、何をしていますか？
What‘s your favorite sport?
あなたのお気に入りのスポーツは何ですか？
When can you climb Mt. Everest?
あなたたちはいつエベレストに登るのですか？
When is your birthday?
あなたの誕生日はいつですか？
Who‘s Yuki?
ユキというのは誰ですか？
Who‘s cooking now? Nami is.
誰が料理をしていますか？ ナミです？
Whose is this PC?
このPCはだれのものですか？
Which is your favorite, Steak or Hamburg?
あなたのお気に入りは、ステーキとハンバーグのどちらですか？
Why did you visit Osaka?
あなたはなぜ大阪を訪れたのですか？
連語の疑問詞
連語の疑問詞は、より詳細な情報を聞き出したいときに、「疑問詞＋英単語」で使用する方法です。これらもよく使う英文法ですので、連語を一つの英単語と思って暗記してしまいましょう。
| what time | 何時 |
| what day | 何曜日 |
| how old | 何歳 |
| how long | れくらいの長さ、期間 |
| how / often | 何回 |
| how much | いくら |
上記以外にも様々な「疑問詞＋英単語」の連語があります。例えば、what や whichの後ろに名詞を配置し、 what subject（どの教科）which taxi（どのタクシー）などの連語の疑問詞として使えます。
では、疑問詞の連語を使った英文を見ていきましょう。
How many bags do you have?
あなたは何個のバッグを持っていますか？
How long are you going to stay?
あなたはどのくらいの間滞在するつもりですか？
How much is it?
それはいくらですか？
What language do they speak?
∟They can speak English.
彼らは何語を話しますか？
∟ 彼らは英語を話せます
What time is it?
何時ですか？
What day is it today?
今日は何曜日ですか？
What subject do you like?
あなたはどの教科が好きですか？
Whose bag is this?
∟ This is mine.
これは誰のかばんですか？
∟ それは私のものです。
疑問詞を使った疑問文の語順
「大きく分けて2パターンの語順があります」
疑問詞のつく疑問文では、疑問詞を文頭に配置し、その後ろに普通の疑問文を配置するというのが基本です。ただし、疑問詞自体が主語の役割を果たす場合は、疑問詞を主語として肯定文と同じ語順になります。
Point_
疑問詞を使った疑問文の語順は「疑問詞＋疑問文？」となり、
– Where (疑問詞) ＋ do you play soccer? (普通の疑問文)
ですが、疑問詞自体が主語(主語を尋ねる場合)となる時は、疑問詞を主語にした肯定文の時と同じ語順になります。
– Who (主語・疑問詞) ＋ uses this car?
では例文を見ていきましょう。
What do you have for breakfast?
あなたは朝食として何を食べますか？
What do you do after school?
あなたは放課後、何をしますか？
Who made this cake?
だれがこのケーキを作りましたか？
Which bus goes to Central Park?
どのバスがセントラルパークに行きますか？
ここまでは大丈夫でしょうか？疑問詞の意味と、どの部分に疑問詞が使われているか確認ができたら後はパターンに当てはめるだけですね。
疑問詞を使った疑問文の作り方まとめ
「疑問詞を使った英作文を練習しましょう」
疑問詞を使った疑問文の作り方は主語について聞くのか、主語以外を聞くかによって語順が変わってきます。ただ、難しい箇所はありませんの、以下を順番に読めば理解できるでしょう。
主語をたずねる疑問文の演習
主語をたずねる疑問文を作る演習問題をしていきましょう。
Point_
疑問詞の who, what を主語の位置に配置し、肯定文の順にします。ここで注意しなければならない点があります。who, what は三人称単数ですので、現在形の時は一般動詞に「三単現のs」がつきます。
例題 ：下線部を訪ねる疑問文にしましょう。
Ms. Suzuki teaches English.
↓ 「誰が」を聞きたいので、疑問詞のwhoを使いましょう
Who teaches English?
※この疑問文に対する返答は、theaches に対して does で答え、Ms. Suzuki does. や Ms. Suzuki is. のようにしましょう。
主語以外をたずねる疑問文の演習
疑問詞を使って、主語以外をたずねる疑問文を作りたい場合は、まずは普通の疑問文を作成しましょう。
例題 ：下線部を訪ねる疑問文にしましょう。
Taku plays tennis after school.
↓ まずは普通の疑問文へ
Does Taku play tennis after school?
↓ いつかを聞きたいので、疑問詞のwhenを使って文頭へ
When does Taku play tennis?
↓ 返答は、Takuの代名詞のHeにします。
He plays tennis after school.
その他の要注意点
「間違えの多い箇所を覚えておきましょう」
疑問詞を使った疑問文の回答でよく間違えるポイントです。減点されないようにしっかりおさえてください。
疑問詞の「Why∼？」に対する答え
「Why ~?」への返答は、「Because ~ / なぜなら~」や「To ~ / ～するために」で答えましょう。
Why do you study English?
∟ To talk with foreign people.
∟ Because I get a good score in English.
あなたはなぜ英語を勉強するのですか？
∟ 外国の人々と話をするため。
∟ なぜなら、私は英語で良い点数を取りたいからです。
数をたずねる場合：How many 名詞の複数形∼?
「How many+名詞の複数形」の3語でひとかたまりとして扱います。
How many cars do you have?
あなたは車を何台持っていますか？
※how manyの後ろは必ず「名詞の複数形」を配置しましょう。
動詞を尋ねる場合
「何をしていましたか？」などと訳すような疑問文では、「do」を動詞に使い、また進行形の時には「doing」を使いましょう。
Yuki reads a book after dinner.
→ What does Yuki do after dinner?
They are playing Tennis now.
→ What are they doing now?
さらに詳しく疑問詞を勉強したい方へ
「疑問詞ごとに理解を深めて下さい」
これだけでは疑問詞の使い方に不安を残すなという方に向けて、下記「英語の疑問詞それぞれの学習ページ」を用意しています。この疑問詞は得意だけど、この疑問詞は苦手だなという方など、自分に足りない箇所をどんどん勉強してください。
中学１年生の英語を甘くみているとヤバい!!
小学校でも英語の授業はありますが、小学校で習う英語は話す・聞くことがメインの英語でした。小学校で習ったら英語が問題なかったからと甘く見ていると中学１年になってから後悔することになりますよ。何故なら中学１年生からの英語は滅茶苦茶本格的になるからです。一度でも躓いてしまうとそのまま一気に分からなくなります。さらに中学１年生から本格的に始まる英語は高校入試でも大学に行ってからもずっと付き纏ってきます。文系を選んだとしても理系を選んだとしても関係ありません。どちらを選んでも英語は必須科目です。2020年を皮切りに中学1年生で覚えないといけない英単語は500語から1.5倍の約750語を覚える必要があります。これは小学校で習う4年分の英単語の総数と同じ数ぐらいの英単語を1年で覚えるのと同じです。もちろん中学1年生で習う英語は英単語を覚えるだけではありません。同時進行で英文法の授業も始まります。be動詞、一般動詞、一般動詞(三単現のS)、一般動詞(規則動詞)、一般動詞(不規則動詞)などです。英単語が覚えられないと言っている方は相当ヤバい状況です。脅かすようですが、中学1年生の段階で英単語が覚えられないと感じてしまっているのであれば今すぐに対策をしないと英語が全く分からなくなってしまいます。分からなくなった所まで振り返り英語学習を始めましょう。新しい英単語や英文法が出たのであればその都度しっかりと覚えられるまで英語学習をする習慣を身に付けるようにして下さい。小学校で習う英語はあくまで英語に触れる機会を増やして英語に対する苦手意識を持たないようにするためのもの。授業に問題なくついていけると甘い気持ちで中学生になったら酷い目にあうので気を付けて下さい。
